介護業界にはさまざまな職種があるが、いずれの職種であっても働いている人の多くは女性だ。((参考サイト→介護業界で活躍する女性達))
職種別に見て、平均的にどのくらいの給与をもらっているのだろうか。まずは、訪問介護員の場合だ。訪問介護員は、利用者の自宅に直接訪問して介護サービスを提供する仕事で、具体的には食事や入浴、排泄、掃除などを行う。男女比は女性9割、男性1割で平均年収は250万円から300万円くらいになる。
また、利用者の自宅を訪問して生活状況や希望条件を聞いてケアプランを作成するサービス提供責任者の場合は、平均年収が300万円から350万円くらいだ。男女比は女性が8割で、男性は2割になっている。
それから有料老人ホーム、デイサービス、特別養護老人ホームなどの施設で介護サービスを提供する介護職員の場合は、330万円から400万円くらいと幅が広い。これは、夜勤手当ての有無が大きく関係している。夜勤専門の方が、給料が高い傾向がある。男女比は、女性が7割で男性が3割だ。ちなみに、介護職員は介護スタッフや介護士などと言われることもある。
さらに、看護職員の例を挙げる。介護業界においても、看護師が活躍することができる場はたくさんある。訪問看護や訪問入浴、介護施設での勤務が一般的だが、平均年収は350万円から420万円くらいだ。男女比は、女性が95%で男性が5%と圧倒的に女性の割合が高い。
最後に、利用者が適切な生活サポートを受けられるようにプランの作成や手続き業務を行う生活相談員の平均年収は、400万円前後になっているようだ。